1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4386ページ
ナイス数:1302ナイス
誰かが足りない宮下奈都さん初読み。連作短編集。タイトルから勝手にホラーでは?と思ってたんだけど、帯を読んで違うことに気づき安心。そして読んでいるうちにタイトルの意味が分かった。淡々と書かれた静かな文章。どの物語も共感できたし、印象に残った。そんな中で一番のお気に入りは、やっぱり「予約2」かな。本屋大賞ノミネートが納得の作品。他の宮下さん作品も読んでみよう。
読了日:01月31日 著者:
宮下 奈都
心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)とうとう最新刊を読み終わっちゃった。次巻が待ち遠しい!今回は、まさかまさかの話が次々と澪のもとに舞い込んだ。料理の話そっちのけで夢中になって読了。澪には女として幸せになってほしいと思いながらもやっぱり料理人としてこのシリーズを読んでいきたいとも思う。それでもラストを読んで「澪!それでホントにいいんかい!?」と思わずにはいられなかった。
読了日:01月30日 著者:
高田郁
小夜しぐれ (みをつくし料理帖)何だかいろいろと分かり、さらにいろいろな動きがあったシリーズ5作目。5作目になってようやく種市が、つるを失ったときのことが分かった。そんな辛い思いをしてたんだ。吉原の野江は相変わらずチラッとしか出てこない。でもホントに夢を見てるような描写。美緒のことは予想外。上手く行くとも思ってなかったけど、まさかな展開。最後の章は、さらに予想外。つる家の面々は一切登場せず。でもニヤつきながら読んでしまった。頑張れ早帆!!
読了日:01月28日 著者:
高田 郁
傷痕私が読んだ桜庭さんの作品で一番好きかも。キング・オブ・ポップであるカレが急死した後、その彼への想いをいろんな形で読むことができた。この彼のモデルはおそらくあの人。あんまり好きじゃなかったあの人のことを見直したくなる。謎の部分は多々あったけど、大満足な一作。それにしても桜庭さんの作品の登場人物って変わった名前ばっかり。キライじゃないけど。
読了日:01月25日 著者:
桜庭 一樹
ツナグ中身をまるっきり知らずに読み始め、予想外の内容だったけど、ぐいぐい引き込まれた。最後の話では途中でオチが何となく見えてたけど、それでも感動。さすが辻村さん。前半の話も後半に繋がってて、すごく良かった。途中から、私だったら誰に会いたいだろう?と考えながら読んだけど、結局答えは出ず。それでもいいんだなと思えるそんなラストだった。
読了日:01月21日 著者:
辻村 深月
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)1作目と同様、軽い感じであっという間に読めた。1作目より好きかも?ミステリーと呼べるほどの謎は無い感じだけど、栞子が大輔にする本の薀蓄が素晴らしい。『時計じかけの~』の完全版の話や、司馬遼太郎の話は面白かった。本筋でも大輔と栞子の関係が近くなってきて、次回作が楽しみになる。でも私は栞子より晶穂の方が大輔におススメだなぁ。
読了日:01月19日 著者:
三上 延
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)描写が相変わらず綺麗。そして4作目ともなるとますます腕を磨いた澪を料理人として安心して読んでいられる。今作では、ようやくはっきりした小松原の正体。そして野江が吉原で太夫となった理由。あまりにも酷い。そんな中でも変わらず一途に料理を作る澪。その姿に胸を打たれる。それにしてもこの本、美味しそうな料理ばっかり。美味しいものが食べたくなる。特に和食が。
読了日:01月18日 著者:
高田 郁
知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物 (じっぴコンパクト新書)ドラマを観ている人はもちろん、見てない人にもわかりやすい朝鮮王朝の歴史入門書といった感じ。「チャングム」「イ・サン」「トンイ」でイマイチわからなかった王朝の背景がわかってもう一回ドラマ、特に「チャングム」を観たくなった。今の韓国の根底にあるものも何となくわかったような気がする。
読了日:01月16日 著者:
康 熙奉
コーヒーもう一杯平さんらしい身近に感じられる主人公。結婚を思ってたカレに振られ、客とケンカした勢いでカフェ経営を思いつき・・・。甘いんじゃないの?失敗しちゃうんじゃないの?という危惧が、すべてそのまま現実に。未紀のお母さんには、母の愛を感じた。ラストが希望がある感じで良かった。
読了日:01月14日 著者:
平 安寿子
想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)シリーズ三作目。今作でも澪にも芳にも辛いことばかり。でもその中にも希望を見出していこうとする様が一途で涙を誘う。佐兵衛の無事が早くわかればいいと願わずにはいられない。ふきと健坊も早く一緒に暮らせるようになればいいのに。そして野江。野江と澪の再会は感動。描写が綺麗で映像で見たくなる。
読了日:01月12日 著者:
高田 郁
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)軽く読めるミステリー。名作のタイトルが各章のタイトルになってたから、それを読んでないと楽しめない?と勝手に思って気になってたけど今まで手を出さないでいた。語り手の大輔が本が好きだけど読むことが出来ないという設定なだけあって、それらの作品を読んでいなくても充分に楽しめた。次作も期待。
読了日:01月10日 著者:
三上 延
花散らしの雨 みをつくし料理帖私にしては、あっという間に読んだ2作目。以前とは違う場所に移ったつる家。自分の味に自信を持ったのか、澪がたくましくなったように感じた。それに気が強そうに見えない澪のいろいろな面が見れた。ふきをかばって登龍楼に乗り込んだ場面は面白かった。吉原に行き、又次と会った場面も。太一とおりょうが麻疹にかかったときは、どうなるかとハラハラしたけど、やっぱりこのシリーズは面白い。
読了日:01月09日 著者:
高田 郁
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)前から本屋さんの平台で見てて、ちょっと気になってたんだけど、やっと読んだ。ほんわり、そしてじんわりと感動。このシリーズが年間ランキング上位なのに納得。こういう時代小説もあるんだと発見。苦労をしながらも懸命に前に進もうとする澪がいい。そしてその澪の周りの人たちも素敵。年明け早々、良いシリーズに出会えた。
読了日:01月08日 著者:
高田 郁
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)やっぱりこのシリーズは短編だなと再認識させられる3作目。おまけに前作は成風堂から離れてたし。毎回、多絵ちゃんの推理力の高さに舌を巻く。今回の作品の中では『君と語る永遠』が一番好き。広希くんの健気さに感動。もちろん表題作も良かったけど。
読了日:01月07日 著者:
大崎 梢
消失グラデーション面白かった!というかビックリした!!後半に行けばいくほど、所々で感じていた違和感は、こういうことだったのかと納得。ラストは二転三転に軽く混乱。読み返したいけど、図書館に返さねば。
読了日:01月04日 著者:
長沢 樹
だれかの木琴わりと普通の主婦、小夜子が美容師の海斗に対し、だんだんと可笑しくなっていく。どこが可笑しいのかよくわからないところがまた恐怖を煽る。小夜子自身もどうしてここまで海斗に固執するのかわからないに違いない。ストーカーって案外こんなもんなのかも・・・?
読了日:01月03日 著者:
井上 荒野2012年1月の読書メーターまとめ詳細読書メーター
16冊!?
お~~~、私にしてはたくさん読んだ。
去年一番読んだ月で12冊。
去年の1月なんて5冊しか読んでない。
といっても、1月はわりと軽く読めるものが多かったんだよね。
「みをつくし料理帖」シリーズは読みやすく面白かったし、
「ビブリア古書堂~」も、さくさくだった。
両方シリーズもので、その2シリーズだけで8冊。
1月に読んだ冊数の半数だもんね。
やっぱり1月一番よかったのは、
「みをつくし料理帖」シリーズかな。
まんねりになりそうなものだけど、
そんな感じもなく、飽きることなく6作目まで読めた。
そして次回作が待ちどうしい~~!!
2月も何とか2ケタ読みたいけど、どうなるかなぁ~?
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