22日~25日。
初めて読む梨木香歩さんの作品。
なんか勝手な思い込みで、
この梨木さんの作品は、さわやかなものが多いのでは?
と思ってた。
この作品のタイトルもさわやかな「ピスタチオ」だし。
主人公は、ライターの棚(ペンネーム)。
棚の愛犬マースの病気から始まり、
知人、片山海里の不審な死。
そして、仕事でウガンダへ。
ウガンダでは、片山海里が行っていた、
呪術医の元を訪れる。
そこで、片山が語っていた棚のやるべきことを知る。
「ダバ」だの「ジンナジュ」だの、
アフリカで使われている言葉が出てきて、
軽く混乱した。
呪術には馴染まない私には、違和感があったかな。
そして、あらがえないもの(「ジンナジュ」とか?)に
巻き込まれているような流れに恐怖を感じた。
世界遺産ルウェンゾリの描写は素晴らしい。
地球温暖化の影響も感じさせられた。
片山の辿った場所も訪れる棚は、日本に帰ったら
死んでしまうのではないか?とドキドキ。
棚の役割を知ってからそれはナイなと思ったけど。
でも、愛犬マースのその後も気になったね~。
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